Sales Hacker 営業用語集

限界利益

売上高から変動費用を差し引いた利益。限界利益がプラスであれば、その分だけ固定費用を回収できる為、実際のビジネスの現場では、限界費用がプラスである限り販売を続けることが多い。例えば、単価10万円、変動費5万円(原材料)の商品が10個売れたと仮定すると、売上100万円(10万円✕10個)― 変動費50万円(5万円✕10個)=限界利益50万円となる。この時、固定費が60万円(人件費など)と仮定すると、10万円の営業赤字となる。ここで、「営業赤字なので、来月から販売停止」という判断は必ずしも正しくない。営業赤字でも限界利益が黒字であれば固定費を吸収できる為、販売継続すべきという判断が一般的にはなされる。貢献利益とも言う。

(cf.1 変動費用 生産高や売上高に比例して発生する費用のこと。具体的には、原材料の仕入費用や外注費用など。固定費、可変費用(かへんひよう)Variable cost(ヴァライアブル・コスト))

(cf.2 固定費用 商材やサービスの量に関わらず発生する一定の費用のこと。具体的には、人件費、地代家賃、水道光熱費、接待交際費、リース料、広告宣伝費、減価償却費など。固定費、Fixed Cost(フィックスド・コスト)とも言う)